話すということ

また、辛い経験は記憶や感情が断片的になりがちである。それをストーリーとして語ることによって自分を統合していくことができるのである。さらに長い間そういった気持ちを押し殺してきているため悲しみに気づけなくなっている場合もある。話すことによって感情を取り戻し、コントロールできるようにしていくことが働きでもある。

そしてグループに参加する前は自己否定的なレッテルを貼っている人が多いが、参加してみて自らの経験を語ることがグループのメンバーに役立っていることに気づく。また問題を抱えながらも「生き延びてきた」という事実そのものが賞賛される。このようにグループへの参加は自尊心を回復していく手伝いも果たしている。

摂食障害の自助グループ

第1節では自助グループの全体についてみていったが、第2節では摂食障害の自助グループついてみていきたい。摂食障害の自助グループの中でも歴史深く、規模も大きいNABAとOAについてみていきたい。